墓場の煙

快晴の日、私は墓場にいる。 「煙草なんて吸うから早死にしたんだ」 そう、祖父が亡くなって5年経つ。 私は初めて墓参りをしている。 煙草なんて。そう思い続けて生きてきた。 何故祖父は亡くなるまで吸い続けたのか、 今の私には分かる気がする。 「402番煙草2つください」 「年齢確認お願いします」
煙