雨を降らせる魔女の話
雨を降らせる魔女の話-前編-
僕は気まぐれで、最近話題になっている"雨の降り続ける山"に行ってみる事にした。
気まぐれとは言っても、先日友達に行ってみてほしいと頼まれた為である。
遠くから見てみると、本当に不思議な山だった。
来るまでの道中(徒歩三十分)は、雲ひとつない快晴だったのに、その山のてっぺんには灰色の雨雲が浮かんでいた。
この現象は、どうやら数週間前から確認されているらしい。
気象庁や警察などが調査しているが、未だ原因が分からないらしい。
その山はほとんど雨に降られている為、地面が柔く、木も倒れやすい。
だから基本的に、山には立ち入れないようになっている。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/4/27 10:03
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
kedと申す者
前向きに生きる。そして小説は好きに描く。