境界線
時計は見てないけど、夜の十二時前くらい。
隣に寝転がっている水色のペンギンの瞳は、ただの糸のくせに本当に眠っているみたいに見える。
主人より先に寝るなんて生意気。
なんとなくそう思って、寝返りをうって背中を向けた。
このまま眠れば、明日のほうからこっちに来る。今日はどこかに行ってしまう。
星や月も、しばらく会えない。でも、星や月は今日と違ってまた会いにくるから、まだ優しいのかもしれない。
だとすれば何も言わずに去る今日も、勝手に来る明日も、とんだ薄情者だ。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/10/25 3:19
はのん
アプリ入れ直した出戻りです。
書きたいときに