羨望の先

羨望の先
夏。今は夏だ。そして、中間テストが返却されている。なるほど、そうか。寝てたな、これは。 休み時間を睡眠に費やしてしまったらしい僕は、名前を呼ばれてみんなが前に行く光景が理解出来なかった。少し考えて、何故か季節から始まって理解した。これは、また面倒だな、と思った。 「横田〜横田蒼〜!」 先生が面倒くさそうに名前を呼んでいる。僕は立ち上がって前に出た。 「また学年1位だな!みんなも横田を見習えよ〜!特に杉吉とかな!はははは」 杉吉は、クラスで1番おちゃらけた、所謂ムードメーカー。出来ない子、出来なくても許される子。 テストを受け取って机に置いた。周りの友達が 「やっぱ蒼はすげーなぁ!天才だろ、97点とか」
星影 累
星影 累
勢いと思いつきで書いてます。 文才とかないです。 小説家とかを目指してるわけじゃないのでクオリティは求めないでね…笑 アイコンは自分絵