もう一度。

「もう一度。もう一度だけで良いから君の声をきかせて。もう一度、2人のカレンダーをめくらせて。」 ある冬の日、部屋の片隅にぽつりと置かれた夏の日のカレンダーをみて僕はつぶやいた。 もう一度「ただいま」って言いながら帰ってきてよ。僕になんにも知らせずにいってしまったから忘れ物の送り先さえわからない。 心が壊れる音が毎日きこえる。 そのたびに君の大切さを実感する。 もう一生手に入らない。そして二度と増えることのない君との思い出。 どんなスピードで追いかけたら、また君に出会えるのかな。生きている意味を教えてくれたのも、愛し方を教えてくれたのも君なのに。 いつも君のことを心で想い続けてる。この心の声は君にきこえてるのかな?
ねこわさび
ねこわさび
気まぐれ投稿。