薄明の賽
なぁ、どっちだ」
水平線上は琥珀に染め上げられ、雄大な世界はこの瞬間、果てしない宝石のように輝いている。
「どっちがって、何がさ」
「この瞬間が、始まりなのか、終わりなのかだよ」
そっと袖を捲ると、その腕を水平に向けようとする。しかし、その腕は逆光の影法師に遮られた。
「それは反則だ」
どこまでも暖かな色彩と、どこまでも深い暗色の濾光板の中、僕達は向き合う。
「なぁ、賭けをしよう」彼はそう言うと、懐から賽を取り出す。そして、その小さな四面体は大きく宙を舞った。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/12/29 18:35
最終編集日時: 2025/12/29 18:35
じゃらねっこ
ねこじゃらしが好きなので、じゃらねっこです。