砂糖となめくじ
大好きな友達がいた。2人でよく愚痴りあっていた。
死にたいんじゃなくて消えてしまいたい。
生きてた跡もなく、足元からすぅっと。
すると通りすがりの魔法使いが願いを叶えてくれた。
彼女は紅茶の砂糖になってさらさらと跡形もなく消えてしまった。
私はなめくじになって塩の山にダイブしたけど醜い跡がぐじぐじと残ってしまった。
私に似合った最期だと思ったから満足だった。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2023/9/16 6:32
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
ジグザグ