空底(からそこ)の砂時計

埋まらない心がある 砂のように降りてくる幸福を 手のひらで受け止めても 指のあいだから、こぼれていく 好きなこともある 笑える日もある それなのに、 夜になると 胸の中が空洞になる
三秋 うらら
三秋 うらら