月の光に負けてしまう

「ねぇ、死んだ後ってどんな世界なの。」 首を傾げた彼女は私にそう言った。 私は、 「何もないしんじゃったらなにもない真っ黒っておとうさんは言ってたよ。」 「……昌にも会えないって事。」 「うん。」 彼女は、俯いて泣き出した。 「やだ、おばあちゃんになっても、一緒に居たい。」 「嬉しいな。私も」 そう言うと、涙を流しながら良かったっと安堵の笑みを浮かべた。
おはなのはたけ
おはなのはたけ
頭がお花畑な恋愛小説、日常系を書いてます。 皆お花畑になりなさい