私を見て(第八話)

私を見て(第八話)
その日を境に、私は雫からのLINEや電話に応じないようにした。 朝起きてスマホを確認すると、沢山の不在着信の連絡とLINEが入っている。そんな事が続いたせいで、LINEを開くことすら億劫になっていた。 ある日の休日。自分の部屋で勉強をしていると、母の声がした。 「花ー。雫ちゃんが来てるわよ。約束してたのならちゃんと言ってくれなきゃ困るわ。」 「え…?ま、待って。入れないで。」 私は慌てて部屋を出た。
夜桜 栞
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夜桜 栞(よざくら しおり)です。 まったり小説投稿するので、よかったらお付き合いください♪