私を見て(第八話)
その日を境に、私は雫からのLINEや電話に応じないようにした。
朝起きてスマホを確認すると、沢山の不在着信の連絡とLINEが入っている。そんな事が続いたせいで、LINEを開くことすら億劫になっていた。
ある日の休日。自分の部屋で勉強をしていると、母の声がした。
「花ー。雫ちゃんが来てるわよ。約束してたのならちゃんと言ってくれなきゃ困るわ。」
「え…?ま、待って。入れないで。」
私は慌てて部屋を出た。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2022/11/11 2:33
夜桜 栞
夜桜 栞(よざくら しおり)です。
まったり小説投稿するので、よかったらお付き合いください♪