140文字小説+α その127 「値札」
友人が着ている服に値札が付いたままになっている。
これは、どう伝えたものか。
直接言わずに、遠まわしに伝えた方が友人のためだろう。
「その新しい服決まってるね! おろしたて?」
「え、これ着るの5回目だけど」
それは流石に気づいて!
「え、値札!?」
驚愕する友人の言葉に静かに頷いた。
5回目て。初回で気づかないのはまだ分かる。でも、その後に洗濯するんだから気付く確率は、跳ね上がるでしょうに。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/8/31 0:11
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。
あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。
カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。