誰も知らない僕の存在。

誰も知らない僕の存在。
 僕は、少しでも人から否定されると特に感情のコントロールが出来なくなって泣く。そんな僕が嫌い。僕の全てが嫌い。でも、誰もわかってくれない。なりたくて自己嫌悪になってるわけじゃないのに。泣きたくて泣いてるわけじゃないのに。でも泣いてしまう。  泣き虫だと同級生によくからかわれた。からかわれるとさらにその状況にいる僕が嫌いになって泣きそうになる。  いつからか僕の代わりにあまり泣かない“自分”を用意して僕は裏側に引きこもった。  学校のみんなは、“自分”の方しか知らない。そっちしか見れてないから。だから本当の僕の方の存在を気づかない。“自分”にはいるけど、僕は友達がいない。  学校で“自分”が友達と楽しそうに話している間も僕はいつも自己嫌悪に溺れて、感情を抑えるのに必死。  家に帰ると、“自分”はいなくなる。僕に戻って、誰も落ち着かせることができないぐらい感情が壊れてしまう。
渚生
渚生
全くの初心者です。衝動的に書きます。