相澤愛美の初公判
「静粛に!」
手錠に繋がれた私が入廷すると、法廷はザワついた。まさか人気小説家の私が、殺人事件の犯人としてこの場に現れるなんて。もちろん誰も想像していなかったからだ。
「名前と年齢をお願いします」
「相澤愛美、二十二歳……」
私は法廷の真ん中に立ち、被害者遺族席を見て軽く会釈した。
「相澤被告の罪状を読み上げます」
裁判官は一枚の原稿用紙を手に取り、私への罪状を読み上げた。
「小説の登場人物の殺害、及び度重なる傷害罪により、警察側から死刑を求刑する」
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2023/7/22 0:30
相澤愛美(@アイアイ)
仕事柄、完全夜型人間です。よろしくお願いします🙋♀️
感謝▶︎とあるお茶のフリーアイコン様