理想の創造

「この世に君と僕しかいなかったら、どんな世界にしようか」 つらい時はそんな話し合いをよくしていた。 私が彼に提案したのは好きな物ばっかりの世界。 私は目をきらきら輝かせて創造の世界の話をした。 彼は何も言わず笑顔で私を見ていた。 3回目の話し合いをした時、彼は私にこう言った。 「でもどうだろう、  楽しい物ばかりだとつまらないんじゃないかな。
無
無名の名にふさわしき人間です