中学校生活最初の学級委員選挙

中学校生活最初の学級委員選挙
中学校生活3日目。弱子のクラスでは今日、学級委員選挙があった。 「生徒会長になるのであれば、まずは学級委員に挑戦したい。」 弱子は女子学級委員に立候補すると決めた。 男子学級委員は立候補者が木登太陽(きのぼりたいよう)だけであったため、すぐに決まった。しかし、女子学級委員は弱子以外にも町内の人気者・高木望(たかぎのぞみ)が立候補していた。それでも弱子は諦めなかった。 「私が女子学級委員になりましたら、このクラスをよりよくしていきます。そのために、クラス目標を掲げ、それを達成するために、まずは自分が率先して行います。一生懸命頑張りますので、投票よろしくお願いします。」 弱子の演説は、熱意があるものであった。 しかし、弱子に投票してくれる人は、誰一人いなかった。そして、女子学級委員は望に決まった。 「なれないと分かっても学級委員になりたかった。」
体長160cmのナメクジ
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