殺人鬼
「お前、これまで何人殺した?」
どこからともなく声が聞こえる。
「は、え?私は人殺しなんかしてないですよ!」
「嘘つくな。俺はアンタに殺された」
「いやいやいや!私は力もないし殺しの道具も持ってないんですよ!?不可能です!」
「殺すのに道具が必要なのか?」
「いや必要でしょ」
「分からないなら教えてやるよ。アンタがどうやって俺を殺したのか。
俺には恋人がいた。それはそれは可愛い子だ。俺はある日突然倒れた。もう手のつけようがない末期がんだ。俺の恋人はひどく悲しんで、色々してくれた。毎日見舞いに来たり苦しむ俺を抱きしめてくれたりな。それも虚しく俺は死んだ。それでも恋人は前を向く…
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/11/6 14:43
そら
きままに書きます。