ハンディファン(お題 #1)

ハンディファン(お題 #1)
 蒸し暑い縁側で、黄色いハンディファンは 2人分の熱を冷まそうと、必死に低く唸っていた。 「…黄色って、あなたの一番嫌いな色じゃなかったかしら?」 布一枚を挟んで触れた、僕の背中に、彼女の声が響いてくる。 「黄色いやつしか無かったんだよ。」 僕は首にできた赤いアザに、さりげなく触れてみる。
日和菜
日和菜
書く時間も読む時間も最近はありませんが、この時間くらいゆっくりできたらなと思います。