人間社会

人間社会
完璧な社会秩序の姿を箇条書きで刻む。 枠から外れないように。 失態を犯さないように。 信頼を損なわないように。 身体という身体を隙間無く描き詰めて、黒くなる。 そうだ、本質なんて変わらない。 大人は子供だったんだから、子供だって大人と大差無いことを思う。 目立ちたく無いからと多数のふりする。教室があまりに狭く見える。 “常識”って表紙書かれた生きるマニュアルを、みんな揃って机の上に広げて、先生が教壇に立って読む。
何者
好きなことだけ