合法的に盗む方法
ヘリからのスポットライトに俺は照らされる。
宝石を盗み出そうとして見つかったのはこれが初めてではない。その度に俺は逃げてきた。
かといって俺は宝石を売って莫大な金が欲しいわけではない。今は必要最低限の生活費があればそれでいいのだ。
俺は狭い路地に入りパトカーの追跡を止める。ついでにヘリの死角にも入る。下調べのとおりに隙間を潜り抜け、地下水路へと降りる。さすがにここまでは追ってこれないだろう。
俺は警察へと電話を掛ける。
「警報システムはしっかりしてましたけど、結構逃げやすかったですよ。改善すべきところはかなりありますね」
「了解。現在地を教えてくれ」
人の役に立つのは気持ちがいい。それに現役の頃のようにスリルも味わえる。まさに天職だ。
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文字数: 321
カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/9/11 10:07
最終編集日時: 2025/9/11 10:10
エーテル (短編・SS)
SF・別世界などちょっと独特な感じのショートショートをメインで書きます。
(全然別ジャンルも書くかも)
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