魔法使いは夜・眠れない22

魔法使いは夜・眠れない22
ストーカーの遅刻という嫌がらせは続き、1週間が過ぎた頃、突然物事が上手くいかなくなり、僕は主神様に(普段のスムーズさがないのですが、なぜですか?)と尋ねると、割り込んでくるかの様に時間の神様の声が僕の頭の中に・・・ 【あれほど人を裁いてはいけないと主神様から教わってきたにも関わらず、お前たちは直せなかった。その努力すら私には感じられなかった。  ノスア、お前の指導が悪い! もう許すつもりはない。その考えが直るまで私が直接指導する。】 と・・・。   明らかに怒っている雰囲気が伝わり、僕はみよちゃんへこの内容を送信。  みよちゃんは 「だからなのかわかりませんが、ともかく物事がスムーズに進んでいきません。 どうしたらいいですか?」 と。  僕は 「ともかくお詫びして許してもらうしかない。 流れを見てどうしたら許してもらえるのか見極めるしかないよ。  それまで我慢して。」 と送信。 まだこの時は(簡単に許してもらえる)と僕は思っていた。
ノスア
ノスア