濃い色の約束
夜の下、海沿いの道路を走る車が一台だけが走っている。
車内に漂うタバコの臭いが嫌になって窓を開けた。涼しい海風と潮の匂いがして気持ちが良い。
右に歯窓から差し込む月灯りに照らされながらタバコを咥えている彼の顔がよく見える。
「泣いてるの?」
頬にキラキラ輝く物が流れ落ちるのが見えた。
「今泣くわけないだろ」
「泣いてるじゃん、鼻声だしばればれだよ」
「お前だってさっきまで泣いてたくせに。目赤いぞ」
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文字数: 2024
カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2023/12/10 11:48
ヨシコウ
目標、1日一つの一物語を。
pixivでも小説書いてます。
同じ名前です。