私を見て(第六話)
「雫ちゃん………?」
私が問いかけると、雫は驚いて振り向いた。
しかしそれは一瞬のことで、すぐにいつもと同じ笑顔を私に向けた。
「花?奇遇だね。あぁ、もしかして、春奈ちゃんに用事があったの?」
「え、あ…。特にないけど…。」
私が思わず言葉を濁すと、雫は満面の笑みで私の腕に手を絡めてきた。
「もしかして、私を見つけて来てくれたの?」
0
閲覧数: 24
文字数: 1048
カテゴリー: その他
投稿日時: 2022/11/6 9:01
夜桜 栞
夜桜 栞(よざくら しおり)です。
まったり小説投稿するので、よかったらお付き合いください♪