道端の傘
あるところに、一つの傘が落ちていました。それは何の変哲もない、深い緑をした傘です。それが開かれた状態で、道端にぽつんと落ちていたのでした。
傘の裏を見てみても、特別何かあるわけでもありません。
よく観察してみても、壊れている訳でもなく、名前が書いてあったりもせず、特別高級そうでも、かと言ってビニール傘のような安っぽさもありません。
本当に、ただの、緑の傘でありました。
ただの、緑の傘が、道端に落ちているのみでございました。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/9/16 21:37
ピリカ
元「鴉君。」です。
諸事情により改名しました、お久しぶりです。
相も変わらず気ままに文を書いたり書かなかったりします。