現代侍 最終章 其の11
当たり前のことなのだろうが、天城才賀の家は、鞠家牡丹の家とは全く違う匂いだった。
牡丹は花の女子高生である。
友達付き合いで相手の家で遊んだりはしているので、他所様の家に対し極端に緊張したりはしない。
が。
“この家”━━━━天城家は別である。
緊張しすぎて口腔内が乾く。
「ごめんねぇ、この人ったら強引だったでしょ」
そう言って様々な種類のお菓子の入ったバスケットを食卓テーブルに置く女性。
わ、エンゼルパイある。
……じゃなくて。
0
閲覧数: 42
文字数: 1724
カテゴリー: SF
投稿日時: 2024/11/20 8:51
最終編集日時: 2024/11/21 4:32
P.N.恋スル兎
嫌なことは嫌々やれ。
好きなことは好きにやれ。
名前は、兎年から始めたのと、DoDが好きなのと、ポルノグラフィティが好きなのでそこから取ってます。