現代侍 最終章 其の11

現代侍 最終章 其の11
当たり前のことなのだろうが、天城才賀の家は、鞠家牡丹の家とは全く違う匂いだった。 牡丹は花の女子高生である。 友達付き合いで相手の家で遊んだりはしているので、他所様の家に対し極端に緊張したりはしない。 が。 “この家”━━━━天城家は別である。 緊張しすぎて口腔内が乾く。 「ごめんねぇ、この人ったら強引だったでしょ」 そう言って様々な種類のお菓子の入ったバスケットを食卓テーブルに置く女性。 わ、エンゼルパイある。 ……じゃなくて。
P.N.恋スル兎
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嫌なことは嫌々やれ。 好きなことは好きにやれ。 名前は、兎年から始めたのと、DoDが好きなのと、ポルノグラフィティが好きなのでそこから取ってます。