冬のはじまり 『不思議』×『坂道』で創る140字小説

冬のはじまり 『不思議』×『坂道』で創る140字小説
どんなに仲がいいと思っていても、離れてしまえば一瞬だ。僕らの関係もちょうどそうで。何があったかと言われても何もなかった。だからこそ疎遠になったのだろう。不思議だ。ほんの少し前まで君と一緒に歩いていたこの坂道は、こんなに急勾配だったかな。君のいない左隣を冬の始まりの風が吹いた。
しまモク
しまモク
過去の自作のなかでお気に入りのやつを載せてみようと思います。よろしくお願いします。