僕の人生 第2話

母と子供だけが入れる福祉の施設母子寮にで住む事になったがまさかこんな長く住む事になるとは思いもしなかった。トイレは外にありボットん便所お風呂も外で順番に入るシステムだ。夜中にオシッコ行きたくなったら窓から外にしていた。台所は部屋の中にあるが土間に降りてお湯は出ない、そんな所だ。初めて幼稚園に通う事になったのだが施設には僕より年上の小学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんしか居なく昼までしかない幼稚園は僕だけだった。昼に帰って来ると橋本先生と言う寮母さんと2人っきりだった。のちに橋本先生は僕の第2のおかんであり足を向けて寝れない頭が上がらない先生になる。幼稚園から帰ると昼ごはんを用意してくれる。友達もいないからオセロや積み木で遊んでくれる、そんな友達みたいな事もしてくれた。時には寮母さんって言うのは役所の人なので役場に居てる事もあり僕の遊び場は役場の時もあった。時が経つにつれ友達も少しずつできて近所の女の子を泣かした事もあった。橋本先生が一緒に謝ってくれたこともあった。そんな事も1度や2度ではなかった。おかん朝から仕事に行って夕方に帰ってくるが車もバイクもないので買い物して歩きで帰ってくる。仕事場からも駅からも遠いのであんまり早く帰って来ない。橋本先生に夜ご飯を食べさせてもらった時もあった。ストーブの上にみかんを置いて焼きみかんを食べさせてもらった時もあった。怒られ事もあったがおかんより橋本先生の方が好きだった。小学2年生の時行政の都合で母子寮の建物自体が引越すことになり同じ街なので転校とかはないがボロ木造平屋トイレ、お風呂外だったのが鉄筋コンクリート3階建お風呂は共同で1階にあるがトイレは1部屋に1つついてなんと水洗、感動ものだった。なによりも待望の同い年の子も引越して来て年上のお兄ちゃんお姉ちゃん年下の子達も増えた。最初はみんなギクシャクしてたが同じ建物内で居るから仲良くなるのは早かった。同じ小学2年生で同じ母子寮で今現在も仲良くしてる益永(みつ)であったのは運命的だった。
ひでぶ
ひでぶ
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