4話 解放と探し物

4話   解放と探し物
下駄箱の横に置いてある荷物の中身を一応確認してみる。 懐かさを感じさせるポーチ、筆箱や教科書が入っていた。 「私のだ…」 とりあえずリュックを背負って自分の外靴を探す。 「確かここらへんだった気がするんだけどな…」 微かな記憶を頼りに下駄箱を覗き見る。 「あった!」 懐かしいスニーカーを取り出し、履き替え玄関の扉を恐る恐る開け外の様子を伺う。懐かしい風景を見渡して、ほっとする。 外の空気を目いっぱい吸い込みながら帰る方向に歩を進める。 「長いようで短かったなぁ」
障子メンタル
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超ど素人です。 私の妄想をマイペースに投稿しています。 句読点を無駄遣いするような文章を描きます。 温かい心で読んでいただければ幸いです。