障子メンタル

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障子メンタル

超ど素人です。 私の妄想をマイペースに投稿しています。 句読点を無駄遣いするような文章を描きます。 温かい心で読んでいただければ幸いです。

4話 解放と探し物

下駄箱の横に置いてある荷物の中身を一応確認してみる。 懐かさを感じさせるポーチ、筆箱や教科書が入っていた。 「私のだ…」 とりあえずリュックを背負って自分の外靴を探す。 「確かここらへんだった気がするんだけどな…」 微かな記憶を頼りに下駄箱を覗き見る。 「あった!」 懐かしいスニーカーを取り出し、履き替え玄関の扉を恐る恐る開け外の様子を伺う。懐かしい風景を見渡して、ほっとする。 外の空気を目いっぱい吸い込みながら帰る方向に歩を進める。 「長いようで短かったなぁ」 つむじで暑さを感じながら、自然と駐輪場へ向かう。 1台だけポツンと置いてある自分の自転車を動かす。 ガチャンっと嫌な音が後方から聞こえる。 「鍵がかかってる…」 ため息をつきながらリュックの底まで手を入れて鍵を探す。 「あれ?ない…」 リュックの中身をカゴに出してもう一度確認をする。リュックの全てをポケットを片っ端から手を入れて探す。 「あった!」 嬉しさに思わず大きな声を出してしまう。 誰もいない空間に響く自分の声を聴きながら急いでリュックに荷物を詰め、鍵を解錠する。

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4話   解放と探し物

自己紹介

初めまして。私は、障子メンタルです。 もう既に3話投稿していますが、遅ればせながら自己紹介をしますね。 1.名前・性別・大体の年齢を紹介します! 名前は、先程言った通り「障子メンタル」です。 なぜこの名前にしたかと言うと、私の部屋の障子がボロボロの状態(転んだり物を倒したりしてできた穴が沢山ある)でして、そのボロボロになった姿を見て今の私のメンタルと同じだな…って思って「障子メンタル」になりました。 性別は女性です。 大体の年齢は、20歳になって2年目です。 2.好きな食べ物を紹介します! 私の好きな食べ物は、オムライスです!とても美味しいですよね!私はケチャップをかけて食べるのが好きです。 3.おすすめしたい小説を紹介します! おすすめの小説は、著者が浅葉なつ さん 出版社がKADOKAWA さん で『神様の御用人』です。 とても面白くて小説は、全巻(11巻) 漫画は、今出ている4巻まで持っています。漫画がまだ続きが出るのか分かりませんが、全巻集めたいですね!ここでお話すると長ーくなってしまうので、気になった方がいらしたら読んで見てください!高確率でハマると思います! 4.小説を書き始めた理由を紹介します! なぜ小説を書き始めたかと言うと、流行り?のMBTI診断というものをやった結果、INFP(仲介者)という結果が出ましてね。その仲介者が得意とする物の中に小説家がありまして、とりあえず初めてみたって感じですね!皆さんもMBTI診断やってみてください!何か始めるきっかけになるかもしれませんよ! 私の紹介はこれぐらいですかね。 これからもマイペースに投稿していきますので、気になった方はぜひ、私の投稿を読んで見てください。 私は、プロフィールに書いてある通り、句読点を無駄使いするような文章を書きます。投稿した小説を何回も編集するかもしれません。個人個人で注意してお付き合い下さい。これからもよろしくお願いいたします。 障子メンタルでした。

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自己紹介

3話 焦りと安心

階段を段飛ばしで降りていく。さっきの人影は私が最初立っていた玄関の近くだった。早くしないと帰ってしまうかもしれない。もし、この不思議な現象がタイムリープではなく、脱出物であれば学校から出れなくなってしまうかもしれない。考えすぎかもしれないけど、万が一がある。状況がしっかり把握出来てない限り安心はできない。グルグルと頭をフル回転させながら最初に通った廊下を駆け抜けていく。ふと思った。あの人影が自分に危害を加える者だったらどうしよう…と。渡り廊下を渡り終え、上履きを手に持ち靴下のまま静かに廊下の角から玄関を覗く。そこに居たのは、1年生の時の担任の由佳子先生だった。本物かな?と少しずつ身を乗り出して観察する。すると由佳子先生らしき人がこちらに気づき、懐かしい可愛い声が聞こえた。 「琉亜さん?そこで何してるの?」 私は誤魔化すように笑いながら先生のところに駆け寄る。 「由佳子先生こんにちは。今日って何曜日でしたっけ?」 先生はキョトンとした顔をしてすぐに笑いながら答えた。 「琉亜さん、今日は月曜日だけど祝日で学校は休みだよ!」 焦りながら早口で嘘をつく。 「あっ、そうだったんですね!間違えて登校しちゃいました!生徒は休みだけど先生は休みじゃなかったんですね。大変ですね!」 先生は、また笑いながら私を慰めるように話す。 「そういう時もあるよね!そうなのよ、先生は休みにならないのよ!琉亜さんは、今から帰るところ?」 微笑みながら答える。 「はい。今から帰るところです。」 先生も微笑みながら返す。 「気をつけて帰るんだよ!そこの荷物、琉亜さんのでしょ?忘れないでね!」 そう言いながら職員室に入って行った。

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3話   焦りと安心

2話 状況把握と少しの希望

その時ふと気付いた。玄関にも廊下にも人が居なかったことに。 今は、何月何日の何曜日なのか?制服のポケットを漁る。当然スマホは持っていなかった。 「そりゃそうだよね、中学校はスマホ持ち込み禁止なんだから…」とつぶやく。それにしても記憶は22歳の女なのに見た目は中学生で中学の制服を着ている状況にとてつもなく違和感を感じる。 「とりあえず教室に行ってみるか…」 静かにトイレを出る。少し歩いて窓の外を見る。天気のいい夏って感じだ。太陽の位置からするとだいたいお昼って所かな?そんなことを考えながら音を立てないように静かに階段を上がっていく。2階に着いたが全く人の気配がしない。もしかして今日は土日休みなのでは?と少し焦る。1番近い1学年の教室にお邪魔する。カレンダーを見る限り、時も私と一緒に戻っているようだ。黒板の端に書いてある日にちを見ると9月10日金曜日と書いてある。教室を見渡しながら窓辺に移動する。窓の外を見ると向かいの校舎に人影が見えた。びっくりしたがよく見てみると、先生ぽい格好をした人が廊下を歩いていた。私は、早足で教室を出た。

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2話    状況把握と少しの希望

1話 混乱と始まり

始まって1行目だが、どうやら私は今の記憶を持ったまま過去に戻ったらしい。 周りを見て心臓が痛くなった。私が通ってた中学校の玄関に立っていた。中学時代の記憶が鮮明に蘇ると同時に涙が出てくる。状況が掴めないままトイレに駆け込む。鏡を見て自分の姿を確認する… 中学時代の私だ。でも、確か私は22歳まで人生を歩んだはず…これを俗にいうタイムリープってやつなのか? そしてここで1行目の思考にたどり着く。 これからまた地獄のような毎日を過ごさないと行けないのか?と脈と呼吸が早くなる。

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1話    混乱と始まり