小さな共感

ガタン、ガタン、電車に揺られ、窓に広がる景色を眺めた。 二人席の座席に、ポスンと音が聞こえた。 いつも登校時に会う女子高生だ。 「今日は、何もしたくないんだ」 その子はそう言って、リュックからスマホを出した。 「貴方は?」 ぽつりと聞こえた声。 山を超えると海が綺麗に輝いていた。 「会社に行かないで、ただ景色を眺めてたい」 静かな空間。
お漬け
お漬け