ミッション

僕は今すごく重要なミッションに取り掛かっている。 ミッションの内容は、とても簡単なもので、手を挙げてとある言葉を唱えるだけだ。 だが、この手を挙げる行為は、この場において、一歩間違えれば死を意味する極めて危険な行為。 しかし、このミッションにはもう一つ、クリアする方法が存在する。 それは、別のライバルの宝を横取りすることだ。 おそらく、この場にいる30人のうち、少なくとも4人は、僕と同じく宝を横取りしようとしてるはず。 制限時間は、僕の長年の勘からして約5分、それまでに誰かがこのお宝にありつけなければ、みんな死んでしまう。 誰か早くお宝に有り付いてくれ! 「先生トイレ行ってきていいですか?」
漫画
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