夕顔の花
私は小学生の頃から友達がいなくて、夏休みが来ると非常に苦痛だった。
よくクラスの男子に上履きを隠されたり、上級生に落とし穴に落とされて、よく泣かされていた。
クラスの女子達とは、別に虐めとかはなかったが、必要最低限しゃべらならなかった、って言うよりかは、女子は女子で、男子よりも高密な賢さもあり、陰湿な雰囲気が怖くて、信用してなかった。
私はが生まれて間もない頃、母親を失っていた。
父はサラリーマンで、仕事が忙しく、家にいる事が少なかった。
私はきほん家で一人で過ごす事が多かったので、1人は慣れっ子だった。
けど、夏休みだけは一人で過ごすのが嫌だった。
夏休みはイジメっこの男子達が、父が家にいない事をいい事に、庭先から水気の多く含んだ泥団子を投げてきたり、私が出かけようとすると、パチンコで石を当てたり、エアーガンでBB団を当てて、痛がる私を見て笑って、暇つぶしに、私を遊び道具にする感じが嫌だった。
夏休みは、私の唯一のプライベート空間を侵略するから大嫌いだったのだ。
夏休みの頃、私が町を歩いてた時だった。
0
閲覧数: 14
文字数: 4404
カテゴリー: その他
投稿日時: 2024/9/5 16:31
前田 芍葉
まえだ しゃくようと申します。
素人ではございますが、趣味で物語などを書くのが好きでなので、これから色々と投稿していきたいと思います。