第二話 盗賊とお宝
扉をくぐると急に内臓が上がる感覚がして、目の前が暗くなった。すぐに自分が目を閉じているだけだと気づいて目を開けてみたが、やはり暗いままだった。
どうにかして動こうとしてもすぐに壁に当たってしまい、動くことができない。
それと、どうやら僕は今体育座りをしているようで、それに加えて箱の中にいるらしい。それも体の一回り大きいくらいの大きさなので自由に動けないのだ。
「どうなってんの、これ?」
とにかく、どうにかして動こうともがいていると壁を蹴り破ることができた。
壊れた壁から外に出てみると...どうやらどっかの洞穴の中らしく、石の壁と松明があり、僕の入っていた箱の近くには宝飾のついた剣や首飾りなどが置かれていた。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2022/10/24 14:07
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
テト
小説を書いている怠惰な人間です