勇気の理由

勇気の理由
夜明け前の屋上。風にマントが鳴る。 「……もう、無理。私、向いてなかったんだと思う」 魔法少女は少しだけ困った顔で笑い、隣に腰を下ろした。 「そっか。じゃあさ」 彼女は指で空をなぞる。 「向いてないのに、ここまで来たってことだよね」
高梁ガニ
高梁ガニ
皆さん初めまして。出来るだけ多くの作品を作りたいと思っています。出来ればコメントしてくれたらなーと思っています(欲では無いです)