インスタント宇宙旅行 〜上弦の月〜

インスタント宇宙旅行 〜上弦の月〜
「……なに、これ?」  部屋の中央には、人が中に入れそうなほど巨大な白い立方体があった。  壁や床と同じような白色なのに、それだけが妙な存在感を放っている。  表面には継ぎ目らしいものもなく、輪郭をなぞるように淡い白い光が浮かんでいた。 「すごいでしょ?」  隣で星来が得意げに笑う。 「これはね、NOAって言って、めっちゃ簡単に行きたい場所に行くための乗り物だよ!」 「…………」  正直、何を言っているのかよく分からない。そんな私の様子を見て星来は「んー……何て説明すればいいのかなぁ」と呟いていた。  星来が辺りを見回したあと、突然声を上げた。
千莵
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今年度は頑張って投稿頻度を上げたいです!