貴方の音色に…

貴方の音色に…
静かな病室に貴方の泣き声が響く。 私は貴方につり合う人間になれたかな。 貴方はこの世の誰よりも優しくて、私を周りと同じように接してくれる唯一の人だった。 貴方といるだけでどんな音も綺麗な音色になって一つの曲が出来上がる。 貴方の姿を知らないけれど、私は貴方が大好きだった。 そろそろこの曲にも、終わりが近づいているみたい。
蘭
「らん」じゃなくて『あららぎ』だよ☆ 学生。 沢山の解き方をできるような物語を書いてます。 4/11