夏色気分

夏色気分
 ジリジリとした暑さが悲鳴を上げる暑さが、  私たちの青春を更に盛り上げる。  少しだけ浮かれた気分になって、  青春を謳歌している気持ちにもなって。  学年主任にこっぴどく叱られるのさえ酷く気持ちよく感じたあの夏の日。  なんとも言語化できないサイダーの美味さを、  サボりがバレて廊下を駆け巡る私たちの姿を、  線香花火のジンクスを信じて願い事を、  夏色気分に浸り続けていたんだ。
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執筆歴6年目の未熟者 最近書いてるよ。