到着までの一幕

 初めて行った東京駅の外で見たものは四角い青空と白く高い壁、高い背丈の人でも小人に見えるようなサイズの建物でした。 鳥のさえずりはどこにもなく工事現場の響く低音にびくつきながら とりあえず目的地に辿り着くためマップを開き立ち止まろうとするとそのまま人混みにまざって流されてしまいそうになる人の多さにただただ、圧倒され続けていました。  この時はまだ東京に降り立った実感などどこにもなく、日本の 首都で友人たちが憧れていたあの東京とは思えずなんとも殺風景で無機質なところというネガティブな感傷のみ。 目的地に辿り着けるか不安でしかありませんでした。
芥子菜
思いつきではじめてみました。低浮上です。 よろしくお願いします。