うまくいかない毎日

うまくいかない毎日
委員会決めから一ヶ月半が経った。他の人は委員会や係で活躍していることに対し、弱子はみんなの足を引っ張ってばかりいた。 「これは前の黒板に貼るんじゃなくて後ろの黒板に貼るの!」 「そんな下に貼ると見えないよ!」 「丸いマグネットは使っちゃだめ!細長いマグネットがあるでしょ!」 みんなの言葉は弱子の心を傷つけた。弱子が足を引っ張っているのは係の仕事だけではない。勉強やスポーツだってそうだ。 「弱子さん!あなたがテストのクラス平均を下げているのですよ!そのせいでこのクラスは勉強ができないクラスと言われているんですっ!」 「弱子さん!五十メートル走のタイムが十秒を切っていないのはあなただけですよ?他の子達はみんな八秒台なのに。かっこ悪いよ!」 弱子は努力しているのにも関わらず、成果が出ず、ただ怒られるだけの毎日が続いていた。 そして、ある日の放課後、事件が起きた。弱子はいつも通り帰ろうとしていたところだった。その時、靴箱の裏から、声が聞こえた。
体長160cmのナメクジ
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