三人の海

三人の海
 夏、といえば 「海だーー!」  眩しい日差しが私たちの肌を焼く。  砂浜はフライパンのように熱く、それに自ら飛び乗ってる目玉焼きのような私。  日陰なんてこれポッチもない。あるといえば少し離れた場所にある屋台か、そこら辺の人のビーチパラソル。今日は海に入りに来たんじゃなくて、肌を焼きに来たと同然。  隣にいる流夏なんて沖縄の少女みたいに真っ黒焦げ。ちょーうるさくてはしゃぎまくって。周りの人なんて耳塞ぎたいくらい。 「ねえ。うるさい」 「仕方ないじゃん。楽しみにしてたんだから。3人で来るの久々だし」
空
「そら」じゃなくって「クウ」。 小さな物語をただひたすらに書いて いつか空の上から見る 大きな物語を書きたい。 ただいま低浮じゃなくなりかけ中…… -2024.9.14〜終わりなき旅