流木

彼の座っているテーブルの上に、1つの小瓶が置かれている。 彼は、そっと、それを眺めている。 彼のかかりつけの医師から、 「用量を間違えないように」 と、口酸っぱく言われている。 彼は、その文言を、朧げな頭の中で反芻する。 今までに何回も、致死量に近い数の錠剤を飲んでいた。 ギリギリのところで、助かってきたのだ。 しかし、今の彼は、
ひぐらし
ひぐらし
似非物書き