幸せなんて

幸せなんて
しばらくすると、噂話も収まり、今まで仲良くしてきた人たちとも、悪くはない関係を続けていた。 しかし、あの噂以来、仲がいい人からの相談や頼み事もなくなり、僕は暇になった。 きっとみんな、適応したのだろう。 あの時の噂話が、日常に溶け込んでいき、「冬華には頼らない方がいい」という形で、浸透していったんだろう。 「周りのみんなの幸せが、僕の幸せ」だと思っていた。 でも、本当は違くて、自己中な話だけれど、「僕が誰かの幸せを支えて、それをみんなに知って欲しい」というのが、僕の幸せだったみたいだ。 自分に酔ってる
冬華
冬華
書きたくなったら書きます。思うように、手の動きに任せて。 そんな作品でよければ、ゆっくり読んでいってください。