レッツ廃病院!

レッツ廃病院!
ー数日後、小西廃病院にて。 「さあ、行くよ! レッツ廃病院!」 ポニテールが勢いよく跳ね、まるでスキップをするかのような声が響いた。 「どんなのが出るのかなぁ?ワクワクするね!」 「私はどのような者が来ようと、ユッキー殿を護る所存である。」 震えている僕を護ると豪語する少年の横で、微チャイナが呆れつつ喝を入れる。 「馬鹿者!守り過ぎては今回の意味が無くなるじゃろうが。」 そう、今回の心スポ探検は僕の能力向上と、超能力開花を目的として来ており、その為には追い込まれる事が必要不可欠だと、この連中は考えている。即ち、護られていては目的の遂行は難しいのだ。実は『今回ばかりは、心を鬼にせねばならない』と言われていたのだが、これは、こういう事である。 目の前には、蔦に絡まれたそこら中ヒビだらけの白い廃病院が、ドドンと構えている。どう見ても悪い予感しかしないし、そこに居るだけで気持ちがどんよりする。
あいびぃ
あいびぃ
初めまして、あいびぃです! 見つけてくれてありがとう♪ 私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。 詳しいことは「自己紹介」にて! まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします! ※❤︎&コメはめちゃくちゃ喜びますので、私を喜ばせたい方は是非! 私の事が嫌いな方はオススメしません。