37.部屋には

37.部屋には
その日から少しづつ部屋の物を移動させて行った 実家の近くにある一軒家を探しに不動産に寄り、3人で住めそうな落ち着いた家を借り、そして… 「ちょっとさ…話があるの」 「…ん?…今、建て込んでてあんまり時間ないんだけど、すぐ終わるの?」 凄く不機嫌そうな表情で私を見つめる彼 初めて会った時の彼はもうここにはいないように見える 「私ひとりで子供を育てるのやっぱり大変なのね…今は実家を行き来しながらだけど…ちょっと息抜きしたくて、少しの間実家に帰ってもいいかしら?」
茜桜 手鞠
茜桜 手鞠
(せんおう てまり)です 投稿頻度は低めです 好きな時に手に取って読めるような手軽さを考えて作っています よろしくお願いします