月光を浴びて

月光を浴びて
 『月光』それは神秘に極められた奇跡の光であり、その力を左右する満ち欠けは星をも動かす。そこには魔物も巣食う。光は時に人を惑わし、時に慄かせ、そして死を髣髴とさせる。  だがそれこそが全て、奇跡であろう。  『月光』そのものを己の力とする者がいた。彼はその輝きを常に道標とし、消えることのない道を歩み続けていた。 ─我ら血によって人となり、人を超え、人を失う─  その教訓は、獣狩りの夜を歩む狩人の宿命として刻まれる。血に酔い、獣に堕ち、あるいは月光に導かれた彼もまた、その運命の輪から逃れることはできなかった。
影白/Leiren Storathijs
影白/Leiren Storathijs
実は26歳社会人です。 基本ライトノベル書きます。 異世界ファンタジー専門です。 執筆歴は10年以上です。