贈り物
「はぁ。また贈り物ですか」
「ええ。サメが知らせてくれました。人手が増えるのはありがたいですね」
「うーん……」
ありがたいような、そうでないような。ぶつぶつと呟く乙姫とは対照的に、報告に来た亀は鷹揚に笑った。
「何が姫様を悩ませていますの?」
「悩んではいませんが……どうせ今回も手を焼く方でしょう?」
「そうですねぇ……確かに、ご気性は少し荒いですが、重労働でも意欲的な方ですよ。私なんかの前鰭では竜宮城の補修改善や増築は難しいですし」
4
閲覧数: 166
文字数: 812
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/2/11 10:44
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
こより
ᴴᴱᴸᴸᴼ¨̮