「S級美女を振り向かせるまで。」2
とういうことがあったのだ。
あーもう、思い出しただけで吐き気がしてくる。最悪な思い出だ。それ以降嶺原とは喋れなくなった。何とか今年も同じクラスということは免れた。
そんな感じで人と喋るのは怖いのだ。たぶん、俺が立花に喋りかけたら死ぬほどキョドッて、何を言っているかわからなくなってしまうだろう。でも、この感情を心に留めておくのは無理があると思う。あー何で俺は好きな人に告白したいという気持ちはあるのに、ここまでコミ症なのだろか。そう自分に呆れていたら先生の声がした。
「よーしお前ら今日は席替えをするぞー。」
「ええ〜」
「マジかよ」
クラス中で悲鳴や不満の声が漏れていた。今の席は前席替えをした時に先生が自由に決めていいと言った席なのだからみんな変えたくはないのだろう。それに、次席替えをするときはくじだと公言していたのだ。まあ、俺には全く関係のない話なんだがな。
適当な事を考えていたら、ふと思った。
「もしかしてこれはチャンスなのでは?」
この席替えでもし立花の隣の席になれればそこから良い関係が築かれ、仲良くなり、最終的に告白をする。そういうシチュエーションが見えるはずだ!
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/7/18 13:02
大庭央太
初めましておおばおうたと申します。
下手くそな文章しか書けないけどそれでもよければぜひ僕の文を読んでみてください。