恵水は、そのままがいい
休み時間、寝不足で机の上に伸びていたら、教室の外を通り過ぎて行くその子をたまたま見掛けて、思わず背が伸びた。
────今のは、幻?
どうしてそう思ったのか、自分でも分からない。
見えたのは、重そうなダンボール箱をお腹の位置で抱えた、髪の長い女の子だった。
それだけだ。他に言葉に出来る特徴がない。
ただ、何か心の中に残り続ける存在感があった。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/9/16 14:30
四季人
活動終了
文藝サークル"NöveSir!!"主宰代行。