能力を持つ私と能力を持たない君の話
私を引き止めた彼の名前は、八戸伊吹というらしい。八戸は私の自殺しようとした理由を黙って聞いてくれた。
「こんなこと言ったら気に触るかもしれないけど、能力を持たない僕からしたら、君はうらやましいよ」
嫌な気はしない。いつもと同じセリフでも、自分のことをわかってくれているかどうかで、全然感じ方が違うんだなぁ。そんなことを呑気に考えていると、八戸は立ち上がり、ごめんね、と言った。
「僕、嘘ついてた」
「え?」
突然の告白に目を丸くする。そのまま八戸は私に目を合わせず、寂しそうな顔でこういった。
「僕の能力は、何にも干渉されない能力」
何にも干渉されない…つまり、それは。
「だから、君は僕に関する未来予知はできないよ」
八戸の未来は、わからないってこと?じゃあ。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2023/3/28 10:41
ごましお
お赤飯の上に住んでいるごましおです。
趣味程度で書きます。投稿不定期。
ちなみにアイコンは自作。無断使用等禁止。
沙花叉クロヱを推してます。
ただのヲタク。絵を描いたり文書いたりが好きです。よろしくおねがいします。
ここまで読んでくれてありがとう、俺の秘密を教えたるわ(誰得?)
親の許可なしで絵チャグループのマネージャーやってる
活動楽しみじゃい_(:3 」∠)_