癒えない傷には

癒えない傷には
一つ残った傷跡を撫でてみた。 そこに痛みはもうない。 目視できる傷は、跡は残っても痛みは消える。 だが、目視できない傷はどうだろう。 きっと、一度傷ついてしまえば、 また同じ言葉で、態度で傷ついてしまうのだろう。 何度も何度も傷を抉るように。
Ritsuki
Ritsuki
ただただ綴るだけ。