暗闇落下

暗闇落下
時刻は深夜の二時。 自分の部屋の窓をそっと開け、スマホの灯りだけを頼りに裸足のまま屋根に登る。 外はまるでこの世界に人など存在しないのではないかと思わせるくらいに静かだ。 ちょうど満月が雲の隙間から顔を出し、辺りが少し明るくなる。 私はそんな満月を見ながら、屋根にごろりと寝っ転がった。
巡り
巡り
巡りです、こっちのアカウントに変わりました。 すとれす発散程度に。